
オークネットの本当の価値は「安く買えること」じゃありません。「企業が狙わない商品が、売れ残っていること」です。
こんにちは、きっくすです。
オークネットは会員に企業・店舗が多く、彼らは美品を狙われることが多いです。
だからリペアが必要な商品や、手間のかかる商品が売れ残る。個人セドラーにとっては、ここがそのまま利益になります。この記事では、オークネットの実際の立ち回り方を、現役の視点で全部お話しします。
目次
その前に|ネットオークションの選び方を間違えないでください
新しい仕入れ先を探すとき、多くの人が「有名だから」「みんな使ってるから」で選びます。これが一番危ない。
間違った市場を選ぶと、思うように利益が出ずに停滞します。選ぶ基準は3つです。
① 自分の得意な商材があるか
オークションによって、扱っている商材が違います。
- エコリング … ブランド品・アパレルを幅広く
- オークネット … バッグ・時計・宝飾がメイン
ネットオークションは会費が発生するものがほとんどです。「入会したのに、目当ての商品がなかった」では目も当てられません。先に下調べを。
② 物量があるか
物量=そのオークションに、どれだけ商品が出回っているか。
毎回50点しか出品がない市場で、自分の求める商品が見つかる確率は低い。でも毎回2万点以上あれば、狙った商品を探す時間が短縮できて、効率よく仕入れられます。
リサーチ時間の短縮という意味でも、利益商品を見つけるという意味でも、物量は正義です。
③ 参入しているライバルの種類
ここが一番見落とされます。ライバルと一口に言っても、個人なのか企業なのかで、資金力も狙う商品も全然違う。
- 個人セドラーが多い市場 … 狙い目の商品が被る。みんながメルカリでの小売りを想定して仕入れるので、競争が激しい
- 企業・店舗が多い市場 … ライバルはハイブランドの美品など高単価を狙う。だからリペア品やメルカリやeBay向けの商品が売れ残る
オークネットは後者です。 ここが、この記事で一番言いたいことです。
オークネットとは?

出典:https://www.brand-auc.com/
高級時計・バッグ・ジュエリーの中古ブランド品を専門に扱う、BtoB専門のネットオークションです。
- 創業1984年、2008年から中古ブランド品のネットオークション事業を開始
- 国内だけでなく海外にも事業展開。国内最大級のネットオークション
- 法人じゃなくても、古物商許可証があれば誰でも利用できます
【補足】古物商許可証は申請すればすぐ発行してもらえます。まだの方は先に取得を。
オークネットのメリット4つ
① 商品の数が多い
参加会員は6,000社超。狙った商品が見つかりやすく、大量に仕入れることも可能です。
さらに、北米・欧州を中心に1,000社以上の海外バイヤーも参加しています。だから海外に多く出回っているハイブランドの商品も出てくる。
②個人のライバルが少ない
ここがオークネットの本質です。
オークネットの会員は、企業・店舗など資金力のあるプレイヤーが中心。つまり、メルカリやeBayで高く売れるような個人セドラー向けの商品を狙うライバルが、そもそも少ない。
考えてみてください。
彼らはもっと単純に、買取の採用に力を入れたり、店舗を増やしたりする。そっちのほうが効率がいいからです。
このズレを認識できるかどうかが、全てです。
- リペアが必要なバッグ → 企業は避ける → 売れ残る
- 手間のかかる商品 → 企業は避ける → 売れ残る
- 相場の判断がしにくい商品 → 企業は避ける → 売れ残る
個人で仕入れに困っている人ほど、ここを見てほしい。
③ リペアが得意な人が有利
②の続きです。オークネットは検品が厳しいので、少しでも傷みや汚れがあると値段が下がります。
つまり、そういう商品を安く仕入れてリペアすれば、大きく利益が出せる。
「美味しい商品は、企業に取られるんじゃないの?」——取られません。資金力のあるライバルは、出品に手間のかかる商品を扱わないからです。美品を買い取って出品したほうが、人件費もかからず効率よく利益が出る。
リペアが得意な方は、個人のライバルが少ない今のうちに参入すべきです。
📎 ちなみに、リペアせずにそのまま売るという選択肢もあります。海外ではむしろオリジナルのほうが好まれることも。 ▶ブランドせどりの始め方|副業・個人がライバルと戦うための考え方
④ 綺麗なブランド品が高く売れる(販売先としても優秀)
意外と知られていませんが、オークネットは仕入れ先であると同時に、優秀な販売先でもあります。
企業・店舗など強いライバルは美品を狙う。だから、オークネットに綺麗なブランド品を出品すると、競り合って価格が高騰することがあるんです。

↓

【実例】19,600円で仕入れた商品が、成約時には8万円まで跳ね上がりました。
しかもオークネットは外国人バイヤーも多いので、コテコテの定番アイテムや海外需要の高い商品は、落札金額がかなり跳ね上がります。
仕入れにも販売にも使える。 これがオークネットの強さです。
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物販を最前線でやっている僕の一次情報だけをまとめました。
- 1eBay×ブランドせどり 完全スタートアップ講義動画
- 2【1撃利益5万】セカオン仕入れ攻略
- 3【知らなきゃ逮捕】ブランド真贋の教科書
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オークネットのデメリット2つ
① 全体的に機能が使いづらい

出典:https://www.brand-auc.com/
率直に言って、画面の操作がややこしいです。
これはオークネットに限らず古物ネットオークション全般に言えることで、BtoB(業者向け)なので機能重視の設計になっています。毎回ログイン情報を入力したり、オークションの種類が多くて迷ったり。
最初は使いづらいと思いますが、慣れるまでは我慢して使ってください。 慣れれば武器になります。
② 強いライバルが多い
メリットの裏返しです。企業・店舗が多いので、彼らが狙う「美品のハイブランド」を個人が狙っても、まず勝てません。
企業は大量に仕入れる資金と、高く売れる販売先を持っている。だから多少高く仕入れても利益が出せる。個人が競り合って高単価商品を取っても、利益を出すのは難しい。
だからこそ、狙う商品を間違えないこと。 美品ではなく、彼らが避ける領域を取る。この記事の結論はそこに尽きます。
開催日とオークションの種類
オークネットは毎週オークションを開催しています。種類は大きく2つ。
| バリュープライスオークション | リアルタイムオークション | |
|---|---|---|
| 対象 | 5万円以下の商品 | 5万1,000円以上の商品 |
| 特徴 | 低単価がメイン | 高単価がメイン |
| 開催期間 | 土曜 0:00 〜 月曜 16:00〜17:40 | 火曜 10:00 〜 終了まで |
※バリュープライスは、扱う商品によって終了時間が変わるので注意。2026年7月時点の情報
オークネットの"神サービス"2つ
① 過去の相場を検索できる

過去1年間に出品された商品の情報が、いつでも閲覧できます。
たとえば「リペアしたら売れそうなバッグ」を見つけたけど、あまり市場に出回っておらず相場が分からない——そんなとき、この機能があれば過去1年分のデータから、すぐに相場が分かる。
落札時にも役立ちますが、一番効くのは「オークネットで出品する際の値付け」です。
料金は半年で4,800円。オークネットで出品するなら、正直必須レベルです。
②【隠れた神機能】基準判定検索

出典:https://u.brand-auc.com/
これ、意外と知られていないんですがめちゃくちゃ価値があります。
オークネットが「このブランドのこのアイテムは、どこを見て正規品と判断しているか」を公開してくれている機能です。軽く真贋ができるようなイメージ。
たとえばセリーヌの「トリオ」なら——
- 基準外品はロゴの書体がこう
- 基準内品は「E」の隙間が上は狭く、下が広い
こんなふうに、画像付きで、めちゃくちゃ分かりやすく書いてくれています。 拡大もできる。
ヴィトン、プラダ、ディオール、クロエ、エルメス、ヴィヴィアン……主要ブランドが網羅されています。
これ、見るだけで真贋の勉強になります。
そして実務上も重要で、エコリングでは基準内で普通に仕入れられた商品が、オークネットでは弾かれるということが起こります。出品する前に必ず確認してください。
③ 担当営業が一人ひとりについてくれる

会員ひとりにつき、入会相談から商談、取引の仲介までこなす担当営業がつきます。
商談や価格交渉が苦手な人でも、間に入ってもらえるのでコミュニケーションが格段に楽になります。僕も何度も相談させてもらっています。
……まあ、いい時ばかりじゃないですけどね。
こういう返品の電話が来ることもあるので、オークネットさんから連絡が来ると、正直ちょっと身構えます(笑)
とはいえ、このサービスは他のネットオークションにはない優秀なものです。使い倒しましょう。
利用料金・手数料【2026年7月時点】
【要確認】料金体系は変更される可能性があります。公開前に必ず公式サイトで確認し、時点を明記してください。
初期費用:入会金 0円
| レギュラー会員 | プレミアム会員 | |
|---|---|---|
| 月額 | 3,800円 | 9,800円 |
| 成約料 | 5% | 3% |
| 落札手数料 | 6% | 4% |
どっちを選ぶべきか?
違いは手数料です。売上が大きいほど、プレミアム会員のほうが有利になります。
ただし、頻繁に取引しないならプレミアム会員費が無駄になる可能性がある。まずはレギュラーから始めて、慣れて仕入れ数が増えてきたらプレミアムに切り替える——これがおすすめです。
+ 相場検索サービス:半年 4,800円(出品するなら必須級)
物量とサービス内容を考えれば、かなりお得なオークションだと思います。
📎併せて読みたい ▶「エコリングオークションとは?使い方・手数料・実売データまで解説」
会員登録の手順
そんなに難しくありません。流れはこうです。
- 公式サイトへ
- ページ最下部の 「新規入会」 をクリック

- 取り扱うジャンルを選択(ブランド品を選ぶ人がほとんど)

- 会社情報を入力

- 規約を読んでチェック・同意
- コースを選択(最初はレギュラーでOK)

- 事業者情報を入力
- 個人事業主の方 … 「個人事業主」と入力
- 法人の方 … 法人名を入力
- 屋号 … 古物商許可を申請したときの屋号(「◯◯商店」など。許可証の申請書類に書いてあります)
- 住所・電話番号・代表者名・メールアドレス・口座情報を入力
- 古物商許可証の番号を入力
- ファイル添付
- 本人確認書類
- 拠点画像(事務所、自宅でやっている場合は自宅)
- 事務所内の画像
- 在庫画像
- 古物商許可証の画像
- 入力確認 → 送信
審査があるため、申込から会員登録完了までは1週間程度かかります。
使い方|実際の画面で立ち回るポイント
相場検索(E-OAKBANK)

出品時の値付けに使います。
- 過去50回まで遡って検索可能
- カテゴリ(バッグ等)→ ブランド → 種類・ライン → アイテム名 の順に絞る
- フリーワードは基本使わない。 絞られすぎて商品が出てこなくなります

【状態表記の読み方】 オークネットは表示形式が独特で、「2+ 2+」のように書かれています。これは外装と内装で評価を分けているんです。
- 2+ 2+ … かなりの美品の部類
- 2 2+ … どこか状態が悪い
ただ、オークネットは基準が厳しめなので、手元の商品を「2+だな」と思っても、そうならないことがあります。出品しながら自分で感覚を合わせていってください。
【検索のコツ】 自分が持っている商品の相場を調べるときは、外装・内装を個別に指定するより、BランクとかCランクで絞り込むほうがいいです。まったく同じ状態の商品は少ないので、似たものを広めに拾う。
そして「価格の高い順」+「表示件数100件」にすると一気に見やすくなります。僕はいつもこの設定です。
買いメニュー(仕入れ)
- カテゴリ → ブランド → アイテムで絞る
- 開催日が近づくにつれて画像が上がってきます
- カーソルを合わせると拡大できるので、細かい傷までチェックできる
- 気になる商品はお気に入りに入れて後で見返す
【入札の考え方】 繰り返しますが、綺麗なものより「ちょっとだけ汚れているもの」を、リペア前提で狙ったり、eBayなど海外販路を前提にすると落札率が高いです。
ダメージが多く記載されていても、実際はそこまで状態が悪くないことがよくあります。画像も本文も両方見て、総合的に判断してください。
売りメニュー(出品)

- 出品した商品が自動で登録される
- リアルタイム/バリュープライスで絞り込める
- 商品が流れた場合、返送するか再出品するかをここで管理
【「保留」とは?】 出品者が「10万円で売りたい」と思っていて、当日のオークションで5万円までしか行かなかった場合——「この価格でも売りますか?」を最後に出品者が決められる仕組みです。
エコリングと違い、出品者が最初に「売る/売らない」を判断するだけなので、売らないとなれば、当日一番高く入札していても流れてしまいます。ここは仕方ないと割り切ってください。
マイページ

計算書の管理。支払い・受け取り金額をPDFで確認・ダウンロードできます。回次で期間を絞れるので便利です。
詳しくはこちらの動画を参考にしてみてください。
まとめ|オークネットは"ズレ"を取りにいく市場
メリット
- 商品の数が多い
- 個人のライバルが少ない(=企業が狙わない商品が残る)
- リペアが得意な人が有利
- 綺麗なブランド品が高く売れる(販売先としても優秀)
デメリット
- 全体的に機能が使いづらい
- 強いライバル(企業・店舗)が多い
オークション
- バリュープライス(5万円以下)/リアルタイム(5万1,000円以上)
神サービス
- 過去の相場検索
- 基準判定検索(真贋の教科書)
- 担当営業のサポート
結局のところ、オークネットで利益を出す本質はこれです。
資金力のある企業が「効率が悪い」と手を出さない領域を、個人が取りにいく。
美品のハイブランドで正面から殴り合っても勝てません。彼らが避けるもの——リペアが必要な商品、手間のかかる商品、相場が読みにくい商品。そこにこそ、個人の勝ち筋があります。
そしてもう一つ。仕入れたものを「どこで売るか」で、利益は決まります。
eBay販路があると、入札率はさらに跳ね上がります。 ▶「eBay輸出×中古ブランド品の稼ぎ方」
よくある質問
Q. 法人じゃなくてもオークネットは使えますか? → 使えます。古物商許可証があれば、個人事業主でも利用可能です。申請すればすぐ発行されます。
Q. オークネットとエコリング、どっちがいいですか? → 目的によります。エコリングは商品数が多いが参入者が増えて競争が激化。オークネットはまだ認知が低く、企業が中心なので、リペア品・手間のかかる商品が売れ残りやすい。個人が隙間を取るならオークネットが狙い目です。両方使うのがベストです。
Q. 手数料はいくらですか? → 入会金は無料。月額はレギュラー3,800円/プレミアム9,800円。成約料5%(3%)、落札手数料6%(4%)です。※料金は変更される可能性があるため、公式サイトで最新情報をご確認ください。
Q. 初心者でも大丈夫ですか? → 操作画面は正直ややこしいですが、慣れれば問題ありません。担当営業がついてくれるので、分からないことは聞けます。
Q. オークネットは仕入れだけですか? → 販売先としても優秀です。企業が美品を狙って競り合うため、綺麗なブランド品は高く成約することがあります。
Q. 登録にはどのくらいかかりますか? → 審査があるため、申込から会員登録完了まで約1週間かかります。
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