「偽ブランド品を購入しないためのコツを教えて欲しい」
このようにお考えではありませんか?
たしかに、ブランド品の人気は世界中に広がっていると同時に偽造品も増えてきており、初心者にとって偽物のリスクが高い現状にあります。
この記事では、偽ブランド品を見分けるためのポイントについて詳しく解説していきます。
さらに、偽ブランドを購入しないためのコツや販売のリスクについても紹介します。
ブランド商品の購入を考えている人は、最後までチェックしてポイントをぜひ覚えておきましょう。
目次
偽物ブランドと本物の見分け方のチェックポイント
ブランド品の本物と偽物は、外見では似ていることがありますが、細かくチェックすると多くの違いが見つかります。
ブランド品の偽物を見極める際には、以下のポイントに気をつけてチェックをおこないましょう。
- 接着剤の臭いがする
- 本革や高品質素材を使用していないため質感が悪い
- 縫製の縫い目が均一ではない
- 金具部分のメッキ処理が雑で重量感がない
- シリアルナンバーや刻印のがない
- ロゴマークの形やフォントが異なり刻印の位置が異なる
詳しく見ていきましょう。
接着剤の臭いがする
偽ブランド品は、使用する素材や製造過程が本物とは異なって製造されるため、独特の臭いがすることがあります。
- 化学薬品の臭い
- ビニールやゴムの臭い
偽ブランド品は、安価な接着剤や合成素材を使うことが多く、ツンとした化学薬品の臭いがする場合があります。
さらに、本革の代わりに合成皮革が使われることが多く、ビニールやプラスチック特有の臭いが感じられます。
一方、本物の革製品は独特の自然な香りがあり人工的な臭いはしません。
臭いは、初心者でも見分けやすいポイントとなっているため、購入時は商品の臭いを必ず確認しましょう。
また、ネット購入では確認が難しいため、信頼できる店舗を利用することをおすすめします。
本革や高品質素材を使用していないため質感が悪い
ブランド品は、本革や高品質な素材で作られており、肌触りが非常によいことが特徴です。
革製品の場合、表面には細かな毛穴が見られるため、外側だけでなく内側もしっかりと確認しましょう。
偽物は内側の素材が粗雑なことが多く、手触りが安っぽかったり、縫製が乱れていたりする場合があります。
さらに、ブランドごとに使用する独自の素材にも注目しましょう。
たとえば、シャネルのラムスキンは子羊の革を使用しているため、非常に柔らかく滑らかな肌触りが特徴です。
これらの素材の特徴を理解し、模造品との違いを見抜くポイントにしましょう。
縫製の縫い目が均一ではない
※フェンディの基準外の画像
偽ブランド品は、縫い目が揃っておらず、糸のほつれや不規則な縫製が見られることが特徴です。
とくにロゴやデザインが施されている箇所では、縫製の精密さが不足している場合が多く、丁寧さに欠ける部分が見られることが少なくありません。
さらに、内側の作りや裏地の質もチェックポイントとなっています。
本物は、裏地の素材感や縫製のきめ細かさが特徴的で、ロゴの刺繍も細部まで丁寧に作り込まれていることが多いです。
一方、偽物は内部の作りが簡素化されがちで、内部の縫製や仕上げの精度が低いケースが多くみられます。
そのため、表面だけでなく内側にも注意を向け、細部の仕上がりを確認することが重要です。
金具部分のメッキ処理が雑で重量感がない
※プラダの基準外の画像
ブランド品の金具は精密に作られて、偽物は作りが粗雑なことが多いため、見分ける際の重要なポイントになります。
メッキの塗装は、本物は均一でなめらかですが、偽物はムラや歪みが見られることが多いです。
さらに本物の金具は、肌や服を傷つけないよう、角の部分まで丁寧に仕上げられています。
一方、偽物はバリや粗さが残っていることが多いため、必ずチェックしておきましょう。
さらに、メッキの厚みや色味もポイントで、本物は上品な光沢がありますが、偽物は不自然な色合いやくすみが見られます。
シリアルナンバーや刻印がない
多くのブランド品には、シリアルナンバーや製造番号が付与されていますが、偽物にもこれらが模倣されていることが多いです。
時計やバッグのシリアルナンバーは、ブランドごとに刻まれる位置が決まっていますが、偽物はそもそもシリアルナンバーがない場合もあります。
そのほかに、以下のようなポイントに注意して、チェックをおこなうとよいでしょう。
※プラダの非正規品の白タグの写真。プラダの白タグはゴシック体のみ。
- 番号の形式
- フォントの違い
- 刻印の精度
とくに、シリアルナンバーは一定のルールがあり、本物と異なる形式や不自然な並びのものは偽物の可能性が高いです。
さらに偽物はレーザー刻印が多く、浅く不均一な仕上がりになることが多いため、ここも見分けのポイントとなっています。
ロゴマークの形やフォントが異なり刻印の位置が異なる
本物はロゴの形や配置が統一されていますが、偽物は形がいびつだったり、刻印の位置が微妙にずれている場合があるため注意しましょう。
また、ブランドごとにオリジナルのフォントが使われており、文字の形や太さが異なると偽物の可能性があります。
たとえば、ルイヴィトンのロゴが挙げられ、「L」と「V」が重なり合ったロゴが特徴です。
この重なりが不自然であったり、線が太く、文字の縁がぼやけていたりする場合は偽物である可能性があります。
また、ブランドの公式サイトや鑑定書を確認し、正規のロゴや刻印のデザインと比較することもおすすめの方法です。
ロゴマークの特徴で分かる偽物ブランドの見分け方
偽物のブランドロゴは、本物に似せて作られていても、細部に微妙な違いが見分けられます。
ここからは、偽物の見分け方をブランド別に詳しく説明します。
- ルイヴィトン
- グッチ
- シャネル
- プラダ
- ノースフェイス
詳しくみていきましょう。
ルイヴィトン|「O」が正円になっていない
※画像はLOUIS VUITTONの正規品
ルイヴィトンの正規品の「O」は縦長の楕円形で、線の太さが均一かつ滑らかですが、偽物はほぼ正円で線が太すぎたり不均一です。
サイズも見分けのポイントで、正規品は「O」が他の文字よりやや小さく配置バランスも整っていますが、偽物は大きさが揃っていないことがあります。
さらに、フォントは正規品がオリジナルフォントを使用しているのに対し、偽物は市販のフォントが使われがちです。
また印刷の鮮明さや刻印の深さも、偽物はぼやけており、深さが不均一なことが多いため注意しましょう。
グッチ|「U」の右側が左寄り細くなっていない
※画像はグッチの正規品のタグ。
グッチのロゴで偽物を見分ける際は、「U」の形状に注目してみましょう。
正規品の「U」は左右の線の太さが均一で滑らかなカーブですが、偽物は右側の線が細く、カーブがいびつだったり左右対称ではありません。
さらに、正規品は「G・U・C・C・I」の文字間隔が均一ですが、偽物は文字が詰まりすぎたり離れすぎたりしている場合があります。
また、印刷や刻印の精度も重要で正規品は輪郭がくっきりしていますが、偽物はぼやけていたり線がかすれていたりすることが多いです。
このようなポイントを確認することで、偽物を見抜く確率が高まり、購入時には公式店舗や信頼できる販売店を利用するのがよいでしょう。
シャネル|「C」の切り口が斜めになっていない
シャネルのロゴで最も注目すべきは、「C」の切り口です。
正規品は切り口が垂直で平行ですが、偽物は斜めにカットされていることが多く、左右の「C」の太さが異なる場合もあります。
さらに正規品は2つの「C」が均一に交差していますが、偽物は重なりのずれや輪郭のぼやけ、かすれがある場合が多いです。
また、シリアルシールにブラックライトを照射すると、正規品はCHANEL」のロゴが赤く発光します。
ただし、シリアルシールは製造時期によって仕様が異なり、「CHANEL」の文字がないものはシリアルシールは光らないため注意が必要です。
プラダ|「R」の斜め線に切れ込みがない
※プラダの正規品の画像
プラダの偽物を見分けるためのポイントは、ロゴの「R」に注目することです。
正規品の「R」は、斜め線の付け根にわずかな切れ込みがあり、フォントの線の太さや角度が均一で滑らかなカーブが特徴となっています。
一方、偽物は切れ込みがなく、線が不均一で角度も不自然なことが多いです。
さらに、切れ込みが入ることでRの斜め線の部分が、菱形のような形状になるのが大きな特徴といえます。
また、正規品は高品質な素材が使用されているほか、シリアルタグはゴシック体で文字の縦横のサイズが均一かにも注視してみましょう。
ノースフェイス|ロゴの文字刺繍が丁寧ではない
ノースフェイスの特徴として、印象的なブランドロゴが挙げられます。
このロゴは、左側にブランド名、右側にアーチ状のドームが組み合わさったデザインです。
偽物のロゴは刺繍の文字同士がつながっていたり、形が崩れていたりすることがあり、不自然さがとくに目立ちます。
また、正規品のロゴにはドームの形をしたマークが正しく刺繍されていますが、偽物ではその形状がわずかに異なることがあるため気をつけましょう。
とくに、「R」や「C」のような曲線の多い文字は刺繍が難しいため、形が崩れている場合は偽物の可能性が高いです。
アイテム別の偽物ブランドの見分け方
ブランド品には、さまざまな種類がありますが、それぞれのアイテムには特有の偽物を見分けるポイントがあります。
- ジュエリー(アクセサリー)
- バッグ
- 時計
購入前にこれらのポイントを押さえておくことで、安心して本物を手に入れることができるため、ぜひ覚えておきましょう。
ジュエリー(アクセサリー)|宝石に不純物があるまたは加工が雑
宝石の偽物を判別する際のポイントは以下の通りです。
- 不純物の有無
- 貼り合わせの痕跡
- コーティングの跡
ルーペで観察したときに、不純物が全く見られなかったり、不自然な不純物が見えるものは偽物である可能性が高いです。
また、人工的に接着された部分が側面に見える場合があり、表面のコーティングに不自然な光りや剥がれが見られるケースもあります。
さらに、宝石部分だけでなく、金具の作りや留め具の仕上げにも注意が必要です。
滑らかな加工の本物とは異なり、偽物は金具の加工が雑で開閉がスムーズではなく、金属部分にバリが残っている場合もあります。
ジュエリー類は見た目だけでは初心者には判断が難しいため、疑わしい場合は専門家の鑑定を依頼するのがおすすめです。
バッグ(財布)|プリントの配置やタグの場所が違う
偽造されたブランドバッグや財布は、市販の部品を組み合わせて作られているケースが多く、全体的なバランスが不自然になりがちです。
偽物を見分ける際は、以下のポイントに気をつけましょう。
- 内部の縫い目やステッチ
- 内ポケットやタグの位置やサイズ
- スタッズ(飾り鋲)の配置が不正確
- ファスナーのサイズや形、ボタンやビスの形状
たとえば、ルイヴィトンのバッグや財布は数字の組み合わせによるシリアルナンバーから、RFIDチップ(ICチップ)が2021年に導入されました。
そのため、シリアルナンバーがないからといって偽物と判断することはあまりおすすめはしません。
また、ルイ・ヴィトンに限らずブランドのバッグや財布を見分ける際は、柄の配置やプリントのかすれ具合など細部に注視しましょう。
時計|文字盤の仕上げや塗装にムラがある
腕時計の偽物を見極めるためには、ルーペを使って細部を確認することが重要です。
とくに高級ブランド時計は、細部の仕上がりが正規品と偽物で大きく異なるため、以下のポイントに注意しましょう。
- 仕上げが粗く表面がざらついている
- 秒針が滑らかに動かず、1秒ごとに「カチカチ」と刻むように動く
- 塗装にムラやかすれがあり均一でない
本物のブランド時計の秒針は、文字盤の上をなめらかに滑るように動きますが、偽物の多くは「チクタク」と1秒ずつ動く仕様になっています。
さらに、リューズ(時計の時刻を合わせるつまみ部分)には浮き彫りの王冠マークが付けられていますが、偽物ではこれが刻印になっているケースが多いです。
偽物ブランドの見分け方にはランクがある
偽ブランド品には品質に差があり、明らかに偽物と分かるものから、ほとんど見分けがつかないほど精巧なものまで存在します。
偽物ブランド品のランクの種類は以下の通りです。
- A級
- S級
- SS級
- N級
詳しく説明していきます。
A級|人工皮革を使い金属部分の作りも粗悪で低品質
低品質なコピー商品は比較的安価で販売されており、細部の仕上がりが不十分なことが多いです。
使用されている素材や縫製の精度は本物とは大きく異なり、専門家や鑑定士が確認すれば、違いを容易に見抜けるケースがほとんどになります。
本物のブランド品では、高品質な本革が使用されるのに対し、A級の偽物はコストを抑えるために合成皮革やPUレザーが用いられているのです。
見た目は似せてあっても、触り心地やにおいが異なるため、慣れている人はすぐに見分けがつきます。
こうした粗悪な模倣品は、品質の低さが一目で分かることが多く、初心者でも判別もしやすいです。
S級|劣化がしやすく素人でも見分けがつきやすい
S級は本物そっくりの見た目や感触を持つ一方、革や金属の品質が低く、劣化が早いことが特徴です。
S級は、本物に似せた精巧な作りが特徴ですが、素材の劣化や細部の仕上がりに違いが見られます。
天然革が使用されている場合もありますが、品質が低いため、使い込むと早い段階でひび割れや色落ちが発生することが多いです。
また、金属部分も見た目は似ていてもメッキが薄いため、使い続けると変色やサビが発生する場合があります。
ほかにも、内側の仕上げや見えにくい部分に雑な処理がされていることがあり、これらの部分を確認することで本物かどうかを見極めやすくなります。
SS級|高級素材を使用しているが本物より落ちる
SS級は、S級をさらに上回る精巧な偽物であり、本物と見分けがつきにくいレベルに達しています。
高品質な素材が使用されており、見た目や手触りは本物に極めて近いため、経験豊富な鑑定士やブランドに詳しい人でなくては細部の違いから見抜くことができません。
ロゴのフォントや配置のズレがほとんどなく、刺繍やプリントも、繊細なディテールまで忠実に再現されています。
時計では針の動きがスムーズなものもあり、一見すると正規品と区別がつきにくいですが、刻印の細部の精度や縫い目の均一性・素材の劣化スピードなどで判断が可能です。
しかし、近年では高品質なコピー品が流通しているため、購入時には信頼できる店舗を利用することが重要となります。
N級|超精巧な偽物のスーパーコピー
N級は、精巧な作りと高品質な素材が特徴の最高ランクのコピー商品で、見た目や質感が本物とほぼ同じであることが特徴です。
N級は、縫製の精度やロゴの形状・刻印の細部に至るまで、限りなく本物に近いクオリティが追求されています。
そのため、外見だけでなく重さや手触りなどの触感も本物に近く、専門家でも簡単には見抜けないことがあるのです。
そのため、N級品はあまりにも本物に似ているため、とくに素人には判別が困難となります。
よって、ブランド品の製造工程を熟知したプロの鑑定士が特殊な機器を使ってチェックしない限り、違いを特定するのは難しいといえるでしょう。
偽物ブランドを購入・販売してしまうリスク
偽物のブランド品を購入したり、販売したりすることは、見た目以上に大きなリスクを伴います。
品質や価格だけでなく、法律的な問題や経済的な損失も考慮しなければなりません。
- 安全性基準に配慮して作られていないため健康を害するリスクがある
- 偽物と知ってメルカリで販売すると刑事罰が科せられるリスクがある
詳しく解説していきます。
安全性基準に配慮して作られていないため健康を害するリスクがある
偽ブランド品は、製造過程において安全基準や素材の品質が考慮されていないことが多いです。
そのため、これらの模倣品には、低品質な素材や不適切な化学物質が使われるケースが少なくありません。
たとえば、肌に触れる部分に刺激の強い物質が含まれている可能性があり、皮膚炎やアレルギー反応を引き起こすリスクが考えられます。
さらに、金属部分に含まれる有害成分(鉛やカドミウムなど)の影響も懸念され、こうした成分は健康に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
偽ブランド品は、見た目が本物に似ていても内側では安全性が無視されているため、アレルギーや健康被害を未然に防ぐためにも信頼できる販売店で購入するとよいでしょう。
偽物と知ってメルカリで販売すると刑事罰が科せられるリスクがある
フリマアプリでのブランド品の売買には注意が必要です。
取引をおこなう際は、信頼性の高い情報源から購入すること、出品する際も正規品であることを十分に確認する必要があります。
こうした対策を講じることで、不要なトラブルやリスクを回避することが可能です。
以下のような場合、「正規品と確証のない商品」として削除の対象となることがあります。
- シリアルナンバーの写真掲載がない場合
- 購入経路が不明確の場合
- 事務局が偽ブランド品・模倣品・レプリカ、正規品と確証がない商品と判断した場合
- 権利者から直接削除依頼があった場合
これらの行為は違法とみなされ、懲役10年以下、罰金1,000万円以下の刑罰が科される可能性があるため絶対に偽ブランド品の販売はやめましょう。
引用元:メルカリヘルプセンター
フリマやECサイトで偽物ブランドを購入しないための見分け方
フリマアプリやECサイトでは、手軽にブランド品を購入できる反面、偽物が紛れ込んでいる可能性もあります。
商品写真や説明だけでは、本物かどうか判断が難しく、うっかり偽物を購入してしまうリスクもあるのです。
そのため、以下のようなポイントに注意して見分けをおこないましょう。
- 正規品と比較して価格が安すぎる
- 箱や保存袋の色合いが正規品と違う
- 出品者の評判や口コミが低い
- 販売サイトに実物の写真がないまたは画像が不鮮明
1つずつ紹介していきます。
正規品と比較して価格が安すぎる
偽ブランド品の定価は、製造コストを抑えるために低く設定されており、オンラインショップや非正規の市場で販売されていることが多いです。
そのため、インターネットなどでの買い物では通常の価格よりも非常に安価で商品が提供されている場合、偽物である可能性が高いと言えます。
たとえば、正規ブランドのバッグであれば数十万円から数百万円、時計は数十万円以上の定価が相場です。
一方、偽ブランド品は、同じデザインでも数千円から数万円で販売されていることが一般的となっています。
ブランド品の定価は、商品やブランドによって異なるため、公式サイトや正規取扱店で確認しておくことで見分けやすくなるでしょう。
箱や保存袋の色合いが正規品と違う
偽の販売サイトでは、パッケージや付属品が本物と比べて低品質であることが多いです。
たとえば パッケージの場合、本物のブランド品は高級感のあるパッケージを使用しており、質感がしっかりしています。
一方、偽物では、薄い紙や安っぽいプラスチック素材を使っていることが多いです。
また箱の仕上げにも違いがあり、本物は丁寧に仕上げられているため箱が歪んでいたり、角が傷んでいたりすることはありません。
このように、商品の画像や説明をよく見ると見分けることが可能なため、念頭に置いておくとよいでしょう。
出品者の評判や口コミが低い
過去の取引内容や評価を確認すると、その出品者の信頼性を判断できます。
評価に「コピー商品が届いた」など、偽物が出品されていることが記載されている場合があるため、購入前には必ずチェックをしておきましょう。
また、SNSでは騙された人々が体験談を投稿していることがあり、それらを参考にすることで偽物を避けることができます。
これらの投稿を見ておくと、万が一似たような状況になったときに、「これは偽物かもしれない」と警戒心を高めることができ被害を防ぐ助けになるためおすすめです。
販売サイトに実物の写真がないまたは画像が不鮮明
正規のサイトでは詳細な画像を提供することが一般的ですが、画像がぼやけていたり、商品の全体像がわかりにくかったりする場合は偽物である可能性が高いです。
このような偽物サイトは、あえて低画質の写真や、部分的にしか写っていない画像を使用することがあります。
これは、偽物の粗さや細部の違いが見えにくくなるようにするための手口です。
そのため、ブランドのロゴや商品全体が見えない場合やタグや縫製部分、刻印が不鮮明な場合はとくに注意しましょう。
対策として、画像が鮮明であることや複数のアングルから撮影されていることを事前に確認すると良いです。
偽物ブランドの見分け方に関してよくある質問
ここからは偽物ブランドの見分け方に関してよくある質問を6つピックアップして紹介します。
- メルカリでブランド物が偽物だった場合どうすればいいですか?
- ブランドのシリアルナンバーの確認で注意すべき点は何ですか?
- 偽ブランド品と知らずに購入したらどうなりますか?
- 誤って偽物を買ってしまったのですが、周りにはばれないでしょうか?
- 恥ずかしい話ですが、知らずにブランドの偽物を買ってしまいました。どうすればいいですか?
- 偽物だとわかって買っているなら別にいいですよね?
一つずつ見ていきましょう。
メルカリでブランド物が偽物だった場合どうすればいいですか?
速やかに出品者に返品を依頼し、メルカリ事務局へ報告しましょう。
偽物が届いた際の対処方法は、以下のようにするとスムーズにおこなえます。
- 出品者へ連絡を取る
- 返品や処分の方法を出品者と協議する
- 出品者がキャンセル申請を行ったら同意する
- メルカリ事務局への報告
偽物が届いたら、受取評価をする前にメルカリのメッセージ機能を使って出品者に連絡を取りましょう。
ただし、勝手な判断で商品を廃棄したり、無断で着払い返送をしたりするとトラブルの原因になるため注意しましょう。
また、出品者と連絡が取れなくなったり、話し合いで解決しないときは、メルカリ事務局に相談することがおすすめです。
偽物の商品画像を添付すれば、事務局が迅速に対応しやすくなります。事務局は、出品者との交渉をサポートしてくれる場合があります。
ブランドのシリアルナンバーの確認で注意すべき点は何ですか?
ブランド品が本物か偽物かを見分けるために、シリアルナンバーが大事なポイントになります。
以下のポイントに気をつけて確認をおこないましょう。
- シリアルナンバーの場所
- シリアルナンバーの桁数や形式
- 刻印の質
ブランドによって番号がつく場所は決まっており、バッグは内側のタグやポケット、時計は裏蓋やバンドの部分にあります。
さらに、ブランドによって番号の桁数や形式も決まっているため、公式サイトなどをチェックしておくとより分かりやすくなるためおすすめです。
また、 本物はフォントがきれいで滑らかですが、偽物はにじんでいたり、彫りが浅かったりします。
これらのポイントを守れば、偽物を見分けやすくなるため、ぜひ活用してみてください。
偽ブランド品と知らずに購入したらどうなりますか?
偽ブランド品を知らずに購入しただけでは、罪に問われることはありません。
万が一偽ブランドを購入した場合、フリマアプリでは、受け取り評価をする前に事務局に連絡しましょう。
海外通販サイトでは返金が難しいですが、クレジットカード会社のチャージバック制度が使える場合があるため、一度問い合わせをしてみてください。
このときに、商品の写真や出品ページのスクショを証拠にすると、返品や返金がよりスムーズにおこなえます。
また、このような偽物を買わないために、正規店や公式サイトでの購入や不自然に安い商品などには注意することを心がけましょう。
誤って偽物を買ってしまったのですが、周りにはばれないでしょうか?
自分から話さなければ、ほとんどの場合バレません。
ただし、詳しい人には素材やデザインで見抜かれる可能性があるため、あまり人前で自慢しないのが無難です。
さらに、一部のブランドでは公式のチェックサービスで真贋を確認できるため、調べられるとバレる可能性があります。
もし、返品や返金が可能なら、早めに対応するのがよいでしょう。
処分を考える場合は転売はせずに、代わりに自分で処分するか、リサイクル業者に依頼するのがおすすめです。
恥ずかしい話ですが、知らずにブランドの偽物を買ってしまいました。どうすればいいですか?
もし偽物を買ってしまった場合、受取評価をする前に出品者に返品を伝えましょう。
返品不可と書かれていても、偽物なら返品できますが、仮にトラブルがあった場合は利用したフリマサイトの窓口などに相談することがおすすめです。
また、偽物は税関で没収されることがあるので、海外通販では注意が必要となります。
万が一、クレジットカードで購入した場合は、「抗弁権の接続」という制度を使うことで請求を止めることが可能です。
そのため、偽物を防ぐためには、正規店や公式サイトから購入するのが最も安心です。
偽物だとわかって買っているなら別にいいですよね?
偽物だとわかって購入することは、法律的に問題がある場合があるため、注意しましょう。
さらに個人的に使用する目的であっても、購入先が違法な取引を行っている場合、購入者がその事実を知っていると責任を問われることもあります。
また、2022年10月1日から、海外の業者から購入した商品が偽物である場合は、日本の税関で没収されることになりました。
そのため、商品代金を支払ったにもかかわらず、商品が届かない可能性があります。
ほかにも偽物を購入することは犯罪の助長にも繋がるため、安く手に入るからといって、偽物を購入することはやめましょう。
偽物ブランドの見分け方まとめ
偽物のブランド品を見分けるポイントには、ロゴや刻印、素材の違いが挙げられます。
縫製や仕上げが粗い商品は、偽物の可能性が高いため厳密な査定をおこなうことが大切です。
なかには、本物に非常に似ているコピー品も存在するので、正規品と見比べをおこなうことより見分けやすくなります。
さらに偽物を避けるために、正規品の品質を理解し、信頼できる店舗や販売者からの購入を心がけましょう。