せどりの作業をもっと効率化できないかと悩むことはありませんか?
誰かが商品の仕入れや梱包、さらに発送してくれたら、リサーチに集中することができるのにと悩むこともあるでしょう。
そこでこの記事ではせどりの外注化について詳しく解説していきます。
さらに、単価の決め方や外注の方に向けたマニュアル作成のコツも紹介します。
この記事を読んで、せどりを効率化し、他の人でもできるところは任せて、今よりも売上UPを目指していきましょう!
目次
せどりで外注化できる作業
せどりで外注化できる作業について解説していきます。
具体的にせどりでは以下の作業を外注化することができます。
- リサーチ
- 仕入れ
- 商品受け取り・検品・梱包
- 発送
たとえば、仕入れを行うECサイトや卸・メーカーなどとの契約などは自分でしないといけません。
一方で、実際に購入したものを検品したり梱包することは他の人でもできます。
単純な作業に時間が取られると仕入れのためのリサーチもできないため、外注化できる作業はどんどんお任せしていきましょう。
外注化を検討する際は、「この作業は自分しかできない...」と考えるのではなく、「この作業を外注の人にやってもらうにはどうすればいいか?」と前向きに考えることが大切です。
せどりで外注化を検討すべきタイミング
せどりで外注化を検討すべきタイミングは、利益月10万円程度を超えた時期です。
利益が月10万円を超えると、商品の発送数も数十〜数百になる場合もあります。
それだけの商品を発送する中でリサーチまで行うことは難しく、時間の限界を感じるのがこの時期だからです。
そのため、利益が月10万円前後ある方は、この機会に外注化を検討してみてください。
実際どうやるの?せどりの外注化4ステップ!
それでは、実際にせどりで外注を使うための4ステップを解説していきます。
- ステップ1:自分以外の人でも作業をこなせるマニュアルを作る
- ステップ2:依頼する場合の単価をリサーチする
- ステップ3:仕事の募集をかける
- ステップ4:依頼内容のすり合わせを行い、依頼する
また、外注化を行うためには最初の準備が必要です。
しっかりしたマニュアルを作成しておくと、外注を依頼する人が変わってもスムーズに業務をすすめてもらえます。
ステップ1:自分以外の人でも作業をこなせるマニュアルを作る
まずは、自分以外の人がスムーズに作業ができるマニュアルを作成します。
せどりを行っている中で、他人に任せたい作業内容をピックアップしましょう。
- 商品の受け取り
- 商品の検品・仕分け・梱包
- 商品の発送
事務所がある方は、事務所で商品を受けとることも外注に頼めます。
また、受け取りと同時に、商品に不備がないかを確認・数量ごとに仕分けし梱包します。
ここまでの作業は注文が入る前に済ませることができるため、商品が到着すればすぐに外注への依頼が可能です。
その後、注文が発生すれば伝票を印刷してもらい宅配業者の集荷に引き渡すまでが一連の流れとなります。
商品がいくつずつなのか、梱包材は何を使用するのかを細かく指示を出すことでミスを防ぐこともできます。
ステップ2:依頼する場合の単価をリサーチする
次に、外注に依頼する際に支払う単価についてリサーチを行います。
周辺施設・業者・作業所でどのくらいの単価で作業をしてもらえるかを調べ、相場に合った価格での依頼を行います。
周辺の外注や内職などの相場よりかけ離れた金額で低い場合などは、募集をかけても人が集まりません。
確実に人を集めたいときは、安すぎない料金設定が重要です。
ー外注スタッフの報酬単価はどう決めればいいの?
外注スタッフの報酬単価を決める際に気を付けるポイントがいくつかあります。
- 作業の種類・難易度
- 近隣施設の作業に対する平均報酬
- 作業のクオリティが高い場合の報酬UP
- スキルと経験
作業が単純作業の場合と、いくつかの商品を組み合わせるバリエーション作業が発生する場合とでは単価も違うでしょう。
また、人によってできる作業とできない作業もあるため、相手の能力に合わせた報酬も検討する必要があります。
また、近隣の施設との費用価格と大きな乖離がないこともポイントです。
ステップ3:仕事の募集をかける
外注マニュアルと、一定のルールが決まれば仕事の募集をかけます。
人を探すのには苦労しますが、しっかりとした採用をしなければ、作業効率がかえって悪化することもあるため妥協せず行いましょう。
条件を明確にし、作業単価もはっきりと記載させ信頼できるパートナーを見つけてください。
ステップ4:依頼内容のすり合わせを行い、依頼する
外注を希望する方には、依頼内容の細かい打ち合わせを行い、希望内容のすり合わせを行います。
できないことを無理してやっていても、パフォーマンスが下がりミスが増える原因です。
また、最初にしっかりとした打合せを行っておかなければ、作業の途中段階で、思っていたものと違うなど、作業の継続が不可能になることもあります。
頼りにしていたのに急にやめた、信頼できると思っていたけれど裏切られた、ということが起きないように慎重にすすめていきましょう。
せどりの外注スタッフを見つける方法
ここらは、せどりの外注スタッフを見つける方法を紹介します。
- クラウドソーシングサイトで依頼する
- 障がい者支援施設へ依頼する
- 知り合いへ依頼する
1つずつ詳しく解説していきます。
クラウドソーシングサイトで依頼する
まずは、クラウドソーシングで探します。
おすすめのクラウドソーシングサイトは以下のとおりです。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ココナラ
どのサイトでも、本名を使わなくてもやり取りができます。
また、クラウドソーシングサイトが仲介に入るため、報酬のやりとりも安心というメリットがあります。
一日の少しの時間でも作業をしたい方や、高齢者の方などがすきま時間で働ける作業を探しているため、ぜひ利用してみてください。
障がい者支援施設へ依頼する
障がい者の方が通う障がい者施設に作業を依頼する方法もあります。
- 福祉作業所
- 障がい者むけ就労支援センター
- 障がい者支援施設
就労支援のA型やB型作業所を持つ事業者は、利用者ができる作業を探していることがあるからです。
まずは、直接施設に行き、相談してみることをおすすめします。
障がいの程度や状況に応じて職員の方が作業内容を割り振ってくれるため、障がいを持つ方も無理なく作業をすることができるのです。
知り合いへ依頼する
もし知り合いで内職をしているという方がいれば、一度せどりの外注をすすめてみても良いでしょう。
知り合いであればコミュニケーションコストも低く、お互い作業がしやすいかもしれません。
ただし、お互いの信頼関係に傷をつけないよう、慎重にコミュニケーションを取ることが大切です。
せどりで外注化する際のポイント
せどりで外注化する際のポイントを解説します。
- 自分以外でもできる作業 × 所要時間が長い作業 = 外注化した方がいい作業
- マニュアルを作ってもトラブルは必ず起こるものだと思っておく
- 外注スタッフに対して必ず試用期間設けておく
- 外注スタッフへの報酬をはじめから高くしすぎない
- 再現性のある手法がわかっていないのに外注化しない
- ID/パスワードなどの情報を共有する際はNDA(秘密保持契約)を必ず結んでおく
上記のことに注意しながらせどりで外注化をすすめていきましょう。
一つずつ詳しく解説していきます。
自分以外でもできる作業 × 所要時間が長い作業 = 外注化した方がいい作業
外注にするべき作業内容は、自分以外でもでき、かつ所要時間が長い作業です。
まずは、必ずしも自分がやるべきではない作業をはっきりとさせましょう。
そして、作業の中でもより多くの時間がかかっている工程を分解して洗い出します。
他の人に任せて自分は別の作業にリソースを割いた方が、結果的に利益を最大化できるかがポイントです。
マニュアルを作ってもトラブルは必ず起こるものだと思っておく
外注化ではマニュアルを綿密に作成しますが、マニュアルを作成してもトラブルは起こるものだと思っておくことがポイントです。
外注に丸投げして安心していると、トラブルが起こったときに大きな精神的なストレスを抱えることがあるからです。
さらに、その対応に追われて、やるべき作業をすすめられないこともあります。
そのため、どのようなトラブルが起こるかをあらかじめ想定し、トラブルが起こった場合の自分が取るべき行動についてもマニュアル化しておきましょう。
外注スタッフに対して必ず試用期間設けておく
外注スタッフに作業を依頼する際には、試用期間を設けましょう。
依頼前の話し合いではポジティブな印象を持った人でも、実際に作業をしてもらうとネガティブな意味で想像と違うといったことが起こる可能性もあります。
そのため、試用期間を設けることで、依頼内容を変えたい際や、作業量の増減を検討する際にも、相手が納得して受け入れやすくなるでしょう。
外注スタッフへの報酬をはじめから高くしすぎない
外注スタッフの報酬をはじめから高くしすぎないようにしましょう。
最初は、スタッフを早く集めたいという気持ちから焦って報酬額を高めに設定してしまうかもしれません。
ただ、初期のころはマニュアル自体が不完全で、あとから作業量や作業内容が変わることもあります。
そのような時に、契約してから報酬額を下げたいと思っても、一度上がった報酬を下げる交渉はとても難しいものです。
最初は最低限の報酬金額は確保しつつ、高すぎない設定にしておくことが大切です。
再現性のある手法がわかっていないのに外注化しない
せどりを外注化する際には、再現性のある手法がわかっていないのに外注化してしまわないよう注意しましょう。
自分がまだせどりについての知識や経験が浅く、人に何かを依頼するまでに至っていない状態で、外注を依頼するのはおすすめできません。
外注の方は依頼主の指示に従うため、依頼主側の指示やマニュアルに問題があると、外注化してもうまくいきません。
まずは、自分が再現性のある手法を習得し、それを第三者に教えることができるまで知識と経験を積むことが重要です。
ID/パスワードなどの情報を共有する際はNDA(秘密保持契約)を必ず結んでおく
せどりで外注化する際には、相手とNDA(秘密保持契約)を結んでおきましょう。
せどりで外注化をする際には、作業で使うサイトのID/パスワードや、競合せどらーには教えたくない情報なども教える場面があるかもしれません。
そんな時に、もし事前にNDA(秘密保持契約)を結んでいないと、後からその情報を悪用されてしまった際に、法的な措置をとることができません。
そのため、必ず事前にNDA(秘密保持契約)を結んでおくことをおすすめします。
また、必ず依頼前に顔合わせで面談して、信頼できる人かをよく確認しておくことも大切です。
せどり 外注化 まとめ
本記事ではせどりで外注化するための完全ガイドを紹介していきました。
自分以外でできる作業を人にまかせる外注化は、事業拡大をしていく上では重要なポイントです。
ただ、自分がまだせどりについての再現性が確立されておらず、リピート商品も多くない状態で外注化すると売上に対してかかる経費が増えてしまうので注意しましょう。
今回紹介したせどりを外注化するマニュアルを参考に、せどり事業を今以上に拡大し、売上アップに取り組んでいきましょう!