｢メルカリで転売を見つけたけど、これは違法？｣
このようにお考えではありませんか？
たしかに、転売ときくと悪質なイメージが思い浮かぶ人も多いでしょう。
そのため、メルカリを利用しているときに見かける転売行為は、違法行為なのではとおもいますよね。
本記事では、メルカリでの転売行為は本当に違法なのか、どのようなものが違法行為にあたるのかについて紹介していきます。
さらに、メルカリでの悪質な転売行為を見かけた際の対処についても紹介していくため、ぜひチェックしてみましょう。
目次
メルカリでの転売が違法になるケース
メルカリでの転売行為は、実は基本的に違法ではありません。
しかし、一般的・常識の範囲外の販売など、違法になるケースもいくつか存在します。
違法行為によっては、刑事罰が課せられる可能性があるため、注意しなくてはいけません。
メルカリでの転売が違法になるケースは、以下の通りです。
- 転売禁止のものを売った場合
- 不当に高い金額で売った場合
- 商品を持たずに売った場合
- 偽造品などを売った場合
- チケットなどを高額で売った場合
- 免許を持たずに酒類を売った場合
- 古物商許可を取らずに売った場合
詳しくみていきましょう。
転売禁止のものを売った場合
メルカリでは、豊富なジャンルがあり、誰でも簡単に出品ができる魅力があります。
多くの利用者が、安心して取引ができるように、メルカリではいくつか禁止商品を規定しているのです。
メルカリでの転売禁止商品の例は以下の通りになります。
- 偽ブランド品・正規品と確証がないもの
- ダウンロードコンテンツやデジタルコンテンツの電子データ
- 使用済みの下着など
他にも禁止商品はいくつかあり、メルカリのガイドラインに全て記載されているため、出品を考えている人は前もって必ず確認しましょう。
不当に高い金額で売った場合
メルカリで、高額転売をすることは違法行為のひとつです。
需要と供給のバランスが崩れて価格が高騰した場合などを除き、あまりに高額と見なされると措置が取られることがあります。
実際に、チケット類やマスクが高額転売され、政府の措置で取締りされた過去もあります。
しかし、メルカリでの価格設定は出品者に委ねられており、実際には具体的な価格設定の規約は言及されていません。
必要としている人が入手できなくなるような、反道徳的・非人道的な出品行為は辞めましょう。
商品を持たずに売った場合
商品を持たない状態での販売は、メルカリの規約に違反する行為のため違法となる場合があります。
これは、無在庫販売といわれ、具体的に無在庫販売と見なされる禁止行為は以下の通りです。
- 出品時に手元にない商品を販売すること
- 発売前・公開前の商品を予約、取り寄せで販売すること
- ECサイト等のメルカリではないサービス（海外のものを含む）から直接購入者の住所に配送させること
- その他、事務局が不適切と判断したもの
引用元:メルカリヘルプセンター
商品が手元にない販売により、商品に対する質問に答えられないなどの、トラブルに発展する可能性を避けるために措置されました。
・偽造品などを売った場合
偽ブランドや、正規品と確証がない商品を、出品した場合も違法です。
以下のような商品の場合、偽造品や確証のない商品となります。
- シリアルナンバーの写真掲載がない場合
- 購入経路が不明確な場合
- 模倣品・レプリカなど
上記のほかにも、権利者から直接削除依頼があった場合、取引キャンセルや削除の対象となるため注意が必要です。
万一、知っていながら出品をした場合、10年以下の懲役または一千万円以下の罰金となるため、偽造品の取得は絶対にやめましょう。
チケットなどを高額で売った場合
メルカリでは、チケット販売自体は違法にあたりませんが、販売額が定価よりも高額であった場合に違法とみなされます。
政府は2019年6月14日から、｢チケット不正転売禁止法｣を施行し、チケットの高額転売等が禁止されました。
以前チケット転売は、各都道府県の迷惑防止条例で取り締まられていましたが、インターネットでのチケット売買は迷惑防止条例の規制対象ではなかったことが背景にあります。
また、チケットの転売が高額ではなかったとしても、以下に該当する場合は禁止行為にあたるためしっかり出品前に確認しましょう。
- 記名式チケットや、個人情報の登録のあるチケット
- 航空券、乗車券、旅行券
- 使用が利用者本人に限られているもの
- 代金支払い証明書・引換票・別途支払いが必要となるチケット
- 電子チケット
免許を持たずに酒類を売った場合
メルカリで違法とみなされるケースは、免許を持たずに酒類を売った場合です。
酒類販売業者は、継続的にインターネットオークションでお酒を出品し、取引をしている人を指します。
酒類販売業者は管轄の税務署に申請し、酒類販売業免許をもっていることが証です。
ちなみに、自分で飲もうと思って購入した酒類が不要になった場合の転売は、免許不要でおこなえます。
酒類販売業者になるつもりが無いのであれば、酒類を出品する場合は数回程度に抑え、継続性があると見られないようにしましょう。
古物商許可を取らずに売った場合
メルカリで違法になるケースは古物商許可を取らずに商品を売った場合です。
古物商許可とは、古物営業法で決められている古物を売買または交換する際に取得が必要になる許可です。
メルカリ転売において、以下の場合は古物商許可証は必要ありません。
- 自分で使用するために購入したものを売る
- 無償でもらったものを売る
- 海外で購入したものを売る
- 化粧品・お酒などの消費してなくなるもの
- 電子チケットなど実体がないもの
また、新品の商品であれば古物ではありませんが、中古品を仕入れて転売する場合は古物商許可証が必要です。
古物商許可証の取得は警察署にてできるため、メルカリ転売を始めるのであれば、古物商許可証は取得しておきましょう。
メルカリでの転売が違法にならないケース
メルカリは、転売自体の行為を禁止している訳ではなく、きちんとルールを守っていれば違法にはなりません。
メルカリでの転売が、違法にならないケースは以下の通りです。
- 不用品を売る場合
- 古物商許可を取って売る場合
詳しくみていきましょう。
不用品を売る場合
不用品を売る場合は、自分の身の回りにある要らないものを出品するため、違反行為にはあたりません。
メルカリは｢個人間で不要になった物を売買すること」をコンセプトにしたフリマアプリなため、不用品の転売はコンセプト通りの正当な取引です。
継続性がなく営業目的ではないため、古物商許可証も必要ありません。
違法とみなされる場合があるとすれば、不用品が偽物やコピー品などの禁止されている商品を出品した場合です。
また、メルカリでは大量出品に対して以下のような注意書きがあります。
短時間で大量に出品することは、販売機会の公平性を保つためにもご遠慮いただいております。
引用元：メルカリヘルプセンター
不用品の売買は違法ではありませんが、メルカリの規約を確認した上でおこないましょう。
古物商許可を取って売る場合
古物商許可を取得した上での転売は、きちんと認可された上で古物を扱っているため、違法にはなりません。
身の回りの不用品を売る場合は古物商許可は不要ですが、中古品を仕入れて利益を得るための販売においては必ず取得しなくてはいけません。
無許可で中古品の転売ビジネスを行うと、古物営業法違反として3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。
そのため、メルカリで転売をビジネスとしておこなうつもりなのであれば、古物商許可証は取得しておくことが無難といえるでしょう。
メルカリの違法な転売によって起こる被害
メルカリでの悪質な転売行為によって、実際に起こる被害とは、どのようなものがあるのでしょうか。
被害が起きてからでは遅く、自分が加害者側にならないためにもきちんと理解しなくてはいけません。
以下のような被害が挙げられます。
- 本当に欲しい人が正規の値段で購入することができない
- 企業や公式に不利益をもたらす
詳しくみていきましょう。
本当に欲しい人が正規の値段で購入することができない
メルカリの違法な転売によって、本当に欲しい人が正規の値段で購入することができなくなってしまいます。
チケットやマスクが過去にも度を超えて高額転売され、必要な人が高額すぎて買えなくなることが起きました。
そのため、政府はチケットやマスクを規制対象としたり、店舗では転売目的の買い占めができないよう購入制限を設けたりと対策されています。
自分の儲けのために買い占めや高額転売をするのは、反道徳的・非人道的な行為です。
本当に欲しい人が正規の値段で購入できるよう、モラルを持って転売ビジネスをおこないましょう。
企業や公式に不利益をもたらす
メルカリの違法な転売によって、企業や公式に不利益をもたらす可能性があるのです。
以下のような被害が予想されます。
- 企業や商品イメージの悪化
- 商品の売り上げに悪影響
- 転売しやすい商品として認知される
- 転売対策に時間と労力を奪われる
商品は1度転売されると正規品ではなくなるため、メーカー保証での修理・交換ができなくなるほか、食品の転売による不適切な保存状態による劣化リスクを含んでいます。
このような、購入者に不利益な事態を招く可能性があることで、その商品や企業に対して悪いイメージを持たれる可能性が高いです。
よって、売り上げに悪影響を及ぼす結果に繋がり、これらの転売による不利益を回避するための対策も取らざる得ない状況になります。
また、転売される回数が多くなるにつれ｢この商品は転売向き｣と認知されてしまうと、仕入れ目的の購入も増え悪循環に陥るのです。
メルカリで悪質な転売か見分ける5つの方法
メルカリでは多くの転売ヤーがいますが、そのなかで、悪質な転売かを見分ける必要があります。
以下の5つの方法で、悪質な転売かを見分けることが可能です。
- 正規の値段より高額にしていないか
- 大量に同じ商品を売っていないか
- 商品説明欄やプロフィールが不自然ではないか
- 取引履歴や評価が怪しくないか
- 購入物と同じものばかりを売っていないか
ひとつずつ紹介していきます。
正規の値段より高額にしていないか
メルカリで悪質な転売か見分ける方法1つ目は、正規の値段より高額にしていないかです。
希少性の高い商品や、過去の商品にプレ値がついた商品の可能性もありますが、基本的に定価以上の値段で売られている商品は怪しいと考えておきましょう。
正規の転売は、定価でも安価で販売しても利益を得られるように、仕入れの際にセールなどを利用してより安価で仕入れています。
一方で、悪質な転売は定価で仕入れて定価以上で販売するため、問題視されているのです。
商品の金額は、悪質かそうでないかの比較がしやすい方法といえるでしょう。
大量に同じ商品を売っていないか
メルカリで悪質な転売か見分ける方法2つ目は、大量に同じ商品を売っていないかです。
メルカリでは、同じ商品を複数出品することを規制している訳ではないため、転売ヤー以外の出品者のなかには複数個出品している人もいるかもしれません。
しかし、希少性の高いレアアイテムや高級品を複数個出品している、全て同じ写真の商品を複数個出品しているなどの場合は悪質な転売である可能性が高いです。
このほかにも、大量出品している出品者のユーザー評価が低いまたは0である場合、悪質である可能性が高いため注意しておきましょう。
商品説明欄やプロフィールが不自然ではないか
メルカリで悪質な転売か見分ける方法3つ目は、商品説明欄やプロフィールが不自然ではないかです。
悪質転売の例として、偽ブランドや偽物の販売が挙げられ、これらを見分ける方法として以下の特徴があります。
- 商品説明が曖昧で簡素
- ネットで検索した画像を使用している
- ブランドのロゴの部分が写っていない
- 写真が複数枚掲載されていない
一般的にブランド品を販売する際には、購入者に信用・購入してもらうために、他の商品よりもより詳細で丁寧な説明であるケースがほとんどです。
そのため、ブランド品を扱っているにも関わらず、上記の特徴をもった出品者は悪質である可能性が高いといえるでしょう。
直接質問をして詳細を聞くことも大切
購入者の疑問を解消することは、出品者の信用に影響するため、真摯に対応する出品者がほとんどです。
しかし質問に対しての回答が曖昧であったり、無回答である場合は悪質転売の可能性があるだけでなく、あまりよい出品者とはいえません。
質問をする際は、以下のポイントに注目して確認してみましょう。
- 商品の色合い、状態など写真だけでは分かりにくい部分
- 動作確認の結果などの証拠提示
- 商品の使用感の程度
少しでも怪しい、悪質な転売かの確証がもてないなどの場合は、購入は控えるようにしてください。
取引履歴や評価が怪しくないか
メルカリで悪質な転売か見分ける方法4つ目は、取引履歴や評価が怪しくないかです。
悪い評価が多い出品者は、過去に取引トラブルがあった可能性が高く、繰り返しトラブルを引き起こすことが予想されます。
さらに、評価が0にも関わらず大量に商品を出品していたり高額商品を扱っていたりする出品者には、特に注意しましょう。
メルカリでは、ユーザー評価やコメントを見ることができるため、出品者の評価が低い理由はなんなのかが書き込まれているかに注目して判断することが大切です。
購入物と同じものばかり売っていないか
メルカリで悪質な転売か見分ける方法5つ目は、購入物と同じものばかり売っていないかです。
メルカリで購入した商品が不用品となったため出品したなどのケースは違法ではありませんが、始めから転売目的で商品を購入しそれを販売することは違法となります。
実際に、メルカリの利用規約では以下のような購入目的を禁止しています。
- 購入意志のない注文
- 転売など営利目的とした購入
- メルカリでの判断でいたずら目的と思われる注文
引用元:メルカリ利用規約
メルカリで悪質な転売を見つけた場合の対処法
もし、貴方がメルカリでの悪質な転売行為を発見した場合、どう対処するのが正解でしょうか。
当事者になった場合、落ち着いて行動することが大切です。
対処法として以下の方法が挙げられます。
- 絶対に買わないようにする
- 通報機能を利用して運営に通報する
ひとつずつ紹介していきます。
絶対に買わないようにする
まず前提として、絶対に購入することはしないでください。
いくら欲しい商品でも、企業への利益にはならず、転売ヤーだけが得をするのです。
さらに本来なら定価で購入できるはずが、定価+αの値段で購入しなくてはいけないだけでなく、その+αのお金で別のものを買うこともできます。
今手に入らない商品でも、数年待てば再販や、他の店舗に売られている可能性は高いです。
よって我慢することは、悪質な転売ヤーを撲滅するための1歩といえるでしょう。
通報機能を利用して運営に通報する
メルカリでは、悪質な転売行為の対策として通報機能があります。
通報する手順は以下の通りです。
- 報告したい商品を選択し、アイコンをタップする
- 商品画面内の｢このショップ・商品を事務局に報告｣をタップする
- 適切な報告内容を選択する
- ｢事務局に報告する｣をタップする
また、相手に自分のアカウントがバレてることはないため、安心して通報をおこなってください。
ただし、出品禁止や垢BANに繋がる行為なため、気に入らないからなどの安易な理由での通報は絶対にしないようにしましょう。
メルカリでの出品が禁止されている商品
メルカリでは、豊富なジャンルが数多く出品されている一方で、出品自体が禁止されている商品もあります。
出品してしまった場合、取引キャンセルなどのペナルティを受けるため、出品をする際には気をつけなくてはいけません。
うっかり出品してしまい、ペナルティを受けてしまったなどの事態を防ぐため、事前確認は必ずおこなうようにしましょう。
以下のような商品がメルカリでは禁止されています。
- 電子チケットや電子クーポン
- ゲームアカウント
- アダルト関連グッズ
- コピー商品や知的財産を侵害するもの
- 医薬品や危険なドラッグ類
ひとつずつ紹介していきます。
電子チケットや電子クーポン
電子チケットや電子クーポンは、出品段階で内容を確認できず、実物か偽物かの判断が難しいです。
さらに、使用済みの場合やデータが読み込めないといったことも考えられ、トラブルに発展する可能性があります。
ですが、カードや紙など、現物のクーポンであれば出品は可能です。
ただし、チケット類は現物・電子ともに出品が禁止なため、注意しましょう。
ゲームアカウント
メルカリは、無在庫販売や出品禁止として、を禁止しています。
ゲームアカウントは電子データに該当し、取引後にアカウントが利用できないなどの、トラブルがおきる可能性があります。
ゲームアカウントの他にも、ゲーム内通貨やアイテム、ゲームアイテムが入手できるシリアルコードも禁止されているため気をつけましょう。
ただし、ゲームソフト本体やゲーム用コードが含まれている雑誌、ゲームソフトは販売が可能です。
ゲーム関連の商品を転売したい方は、これらの商品を出品するとよいでしょう。
アダルト関連グッズ
メルカリは全年齢対象なため、当然、小中高生も利用します。
R18指定されている商品は、そういった青少年の健全な成長を妨げるとされ、全面的に禁止されているのです。
アダルト関連のグッズのほかにも、性的描写や性的表現が含まれる商品も禁止対象となっているため、販売は控えるようにしましょう。
また、児童ポルノを販売した場合は児童ポルノ法に違反し、3年以下の懲役または罰金300万円以下の刑罰が課せられる可能性があります。
コピー商品や知的財産権を侵害するもの
コピー商品には、偽ブランドや正規品と確証がない商品などが挙げられ、間違えて出品した場合は速やかに回収・返金対応をおこないましょう。
また、知的財産を侵害する対象は以下の通りです。
- 権利商品のロゴ、デザインやマークを許諾なく使用していると判断される商品
- ブランド品の全部または一部を加工したリメイク品
- 他の洋服等に付ける素材として出品されたブランドのロゴワッペンなど
- 許諾なくキャラクターなどを使用したハンドメイド品、同人誌など
- 商品名や商品説明に、権利侵害の恐れがあるブランド名やキャラクター名などを記載すること(xx風、xx系、xxタイプなど)
- 商品名や商品説明に、商品とは無関係のブランド名やキャラクター名（類似するブランド、キャラクターも含む）を記載すること
- 第三者が権利を有しているブランド品のロゴ・デザインと酷似している商品
- 事務局が特定のブランドを想起すると判断した商品
- 違法に複製された音楽CDやDVD(個人的に複製したものを含む)
- 芸能人の写真を無断で利用している商品
- コピーガード(無断複製を防止)を回避するツール
- その他、侵害行為を幇助する商品・正規品と確証がない商品と判断した場合
- 事務局が正規品と確証がない商品と判断した商品
- 芸能人・著名人の見た目や名前を無断で使用する行為
引用元:メルカリヘルプセンター
権利者の許諾を得ずに販売した場合、取引キャンセル・商品削除などのペナルティが課せられるため、無断使用や関係のないキャラクター名などの使用はやめましょう。
医薬品や危険なドラッグ類
一部の医療品や危険なドラッグ類は、薬機法にあたるため、販売は絶対にしないようにしましょう。
医療品で禁止されている商品は、以下の通りです。
- 医薬品
- 日本国内で承認されていない海外製の医薬品
- 販売に法律上の許可または届出を要する医療機器
- 未承認医療機器
- 医薬品に該当する成分が含まれている製品
- 動物用の医薬品や漢方薬、および、動物用の医療機器
- 薬効表現、標榜が薬機法に抵触するもの
- 薬の空シートや空ボトル、空箱、説明書など
- 針の付いた注射器、注射針および穿刺（せんし）針
引用元:メルカリヘルプセンター
ただし、絆創膏やピンセットなどの一般医療品は、販売が可能です。
出品する際は、外箱などに一般医療品と明記されている商品かを、きちんと写真に掲載するようにしましょう。
メルカリの転売に関するよくある質問
ここでは、メルカリの転売に関するよくある質問3つを紹介していきます。
- メルカリの転売で得た収入は税金がかかる？
- 違法になると知らずに売ってしまった場合必ず捕まる？
- メルカリで転売ヤーから買ってしまった場合も違法になる？
詳しくみていきましょう。
メルカリの転売で得た収入は税金がかかる？
結論、基本はかかりませんが、商品や状況によってはかかるケースがあります。
- 本業で年間48万円以上の所得がある
- 副業で年間20万円以上の所得がある
- 1点で30万円を超えるモノ
1点につき30万円を超える商品を販売する場合、1回の取引ごとが課税対象となり、不用品であっても対象となるため注意しましょう。
また、中古品を転売して得た収入が副業年間20または本業年間48万円以上得た場合、確定申告が必要になります。
確定申告が必要になる場合、必要書類を揃えて管轄の役所へ届出を提出しなくてはいけないため、転売を生業に考えている方は覚えておきましょう。
違法になると知らずに売ってしまった場合必ず捕まる？
結論、捕まる場合があります。
知らずに販売しても、違法薬物の販売など犯罪にあたる行為は当然捕まるため、絶対にやめましょう。
ただし、違法になると知らなかった場合、捕まらないケースも存在します。
- 偽物の販売
- 中古品を未許可で販売
- お酒を未許可で販売
偽物や偽ブランドを出品してしまったことに気づいた場合、速やかに返金・返品対応をおこない、誠心誠意謝罪をおこなうことがベストです。
中古品やお酒の販売には、許可が必要になるため、許可を取得してから販売をおこなうことでトラブル防止のほか出品者の信頼性にも繋がります。
メルカリで転売ヤーから買ってしまった場合も違法になる？
結論、違法になる可能性があります。
転売された商品だと知ったうえで購入した場合、商品によっては当品等有償譲受罪や、詐欺ほう助罪に課せられる可能性があるのです。
実際に、盗品だと知りながら腕時計を買取り、実刑判決が下された例も存在します。
このように転売ヤーから購入する行為は、違法行為の片棒を担ぐリスクもある可能性があるため、盗品などを購入するのはやめておきましょう。
もし仮に、このような違法性のある商品を購入してしまった場合、速やかにメルカリ事務局に通報することをおすすめします。
メルカリ転売 まとめ
メルカリ転売には、違法になるケースと違法にならないケースがあることがわかりました。
違法なるケースは、違法ドラッグの販売や偽ブランドの商品、無許可での販売などです。
一方で、違法にならないケースは、不用品の販売や古物商許可を取得しての販売が挙げられます。
また、悪質転売を見つけたときは、速やかにメルカリ事務局への通報をおこなってください。
ルールを守ってメルカリをおこない、出品者・購入者ともに、安心・安全な取引を心がけましょう。
