
せどりが軌道に乗ってきたから起業(独立)してみたい、と考えることはありませんか?
副業でせどりをするよりも、時間を自由に使えて今以上に稼げるのではと思うこともあるでしょう。
サラリーマンで雇われる煩わしさから解放され、自由に稼げる環境を作りたいですよね。
そこでこの記事では、せどりで起業(独立)するために必要な資金を調査していきます。
また、せどりで起業(独立)するタイミングや、失敗する人の特徴も検証しましょう。
これで、せどりで起業(独立)するのに必要な資金やタイミングを理解し、自分にとってベストなタイミングで独立ができるでしょう!
目次
せどりで起業(独立)はできる?

結論、せどりで起業(独立)はできます。
実際に副業からせどりをはじめて、起業(独立)をしている方はたくさんいます。
最初は副業から始めて、ある程度資金がたまってからがおすすめです。
最低でも半年は生活できる生活防衛費があり、さらに仕入れができる資金を用意してからの起業(独立)が安心でしょう。
せどりで起業(独立)するには2パターンある

せどりで起業(独立)するための方法は2パターンです。
- 個人事業主
- 法人化
どちらも税務署や法務局などに開業届を提出し、青色申告納税者になる必要があります。
それぞれにメリットやデメリットがあるため、よく確認しておきましょう。
個人事業主
個人事業主は、個人が自分で事業を行う形態で、所得税や消費税などの税金は個人の所得として申告されます。
事業の規模は比較的小規模ですが、債務やリスクも個人のものです。
手続きは、税務署で書類を提出すると完了するため、とても簡単に起業ができる方法でしょう。
法人化
法人化は、法人格を取得し事業を法人として行うことで、法人税が個人税とは別に発生します。
個人の資産と分離して考えられるため、事業が失敗したときに個人に掛かる債務などのリスクを減らせるでしょう。
さらに、取引先との取引や融資などの資金も取りやすくなるメリットもあります。
ただ、設立にもお金がかかり、設立後に法人を維持するためにも一定の費用が必要になる点は注意が必要です。
せどりで起業(独立)するベストなタイミングは?

せどりで起業(独立)するベストなタイミングを解説します。
結論、せどりで起業(独立)するベストなタイミングは以下のとおりです。
- 起業した方が税金の支払い負担を抑えられるようになったとき
- 複数の仕入れ先・販売チャネルが安定して機能するようになったとき
- 事業拡大のためにチーム・組織が必要になったとき
- 法的な保護や信用の向上を求められるようになったとき
上記について詳しく説明していきます。
起業した方が税金の支払い負担を抑えられるようになったとき
せどりで起業(独立)するのにベストなタイミングは、起業した方が税金の支払い負担を抑えられるようになったときです。
具体的には、年間売上が1,000万円を超えた場合には、起業した方が税金の支払い負担を抑えることができるでしょう。
また、白色申告で申告すると税制の控除があまり期待できず、経費の計上も上限が低いことがあります。
起業をすると、所得税を計算する際に一律で年間38万円青色申告特別控除が受けられるため、税金の支払い負担を抑えられるようになります。
せどりの売上により、支払うべき税金の金額が高くなった際には起業をして税金の支払い不安をおさえることがおすすめです。
複数の仕入れ先・販売チャネルが安定して機能するようになったとき
せどりで起業(独立)するのにベストなタイミングは、複数の仕入れ先・販売チャネルが安定して機能するようになった時です。
たとえば、特定の仕入れ先に依存していた場合、何かしらの事情でそこから仕入れができなくなってきてしまったら、利益を確保することができなくなります。
また、販売チャネルが安定していないということは、販売ノウハウを再現性が高いものに確立できていないということなので、いつ商品が売れなくなってしまってもおかしくない状況だといえます。
そのため、複数の仕入れ先を利用してリスク分散をしたり、販売ノウハウを言語化して再現性をもたせられるようなってから起業することをおすすめします。
事業拡大のためにチーム・組織が必要になったとき
せどりで起業(独立)するのにベストなタイミングは、事業拡大のためにチーム・組織が必要になった時です。
一人でせどりをしている時は、自分のペースや都合で進めることができますが、販売数や仕入れ数が増えるほど作業量が増えていきます。
一人ではとても抱えきれない物量をこなすためには、外注化や人を雇うという選択肢が必須となってくるでしょう。
単なる個人の作業から、組織としての動きが求められるようになるため、このタイミングで起業するのもおすすめです。
法的な保護や信用の向上を求められるようになったとき
せどりで起業(独立)するのにベストなタイミングは法的な保護や信用の向上を求められるようになった時です。
事業拡大を検討した時に、卸仕入れやメーカー仕入れを行いたいと思うことがあるかもしれません。
また、海外輸入や輸出、買取業まで発展させたいと考えることもあるでしょう。
その際に、資金を確保するために融資を検討する方もいるはずです。
そのような対外的な営業活動や販売方法を広げる際に、副業でせどりをしているだけでは信用が薄く、拡大したくてもできない場合があります。
そのため、このような法的な保護や信用の向上が求められるときは、せどりで起業(独立)するのにベストなタイミングです。
せどりで起業する前にプロのせどらーのアドバイスをもらうのがおすすめ

せどりで起業する前には、必ず一度、プロのせどらーにアドバイスをもらうことをおすすめします。
副業でせどりをしているときは、本業の収入があるためにそこまで焦りを感じることはないですが、起業をすると収入がせどり1本になります。
そのため、万が一失敗をしてしまうと生活自体が破綻することにもなってしまいます。
そういった事態を未然に防ぐためにも、起業をする前にはプロのせどらーにアドバイスをもらうのがおすすめです。
プロのせどらーは、せどりで再現性高く稼げるようノウハウをしっかり言語化しているため、これから起業を考えている人にとってはとても有益な情報です。
成功している方のアドバイスを受けて、自分が今せどりで起業するタイミングなのかや、今のうちに改善しておいた方が良いポイントはないかなどを、よく見直してみましょう。
せどりで起業(独立)して失敗する人の特徴と対策

せどりで起業(独立)して失敗する人の特徴を6つ紹介していきます。
- 利益や資金があまりないのに起業してしまう
- キャッシュフローを理解していない
- 一つの仕入れ先・販売チャネルに頼っている
- 売れる商品の特徴を言語化できておらず再現性がない
- 固定費を上げ過ぎてしまう
- 目標達成のために必要な行動量をやり切れていない
一つずる詳しくみていきましょう。
利益や資金があまりないのに起業してしまう
せどりで起業(独立)して失敗する人の特徴は、十分な利益や資金がない状態で起業してしまうことです。
手元にお金が残っていない状況で起業すると、すぐに資金不足に陥り、商品の仕入れすらできなくなってしまいます。
成功するためには、最低でも生活費の6か月分をカバーできる資金を確保するようにしてみてください。
これに加えて余剰資金があれば、仕入れや運営に余裕が生まれリスクを軽減することができます。
例えば、月々の生活費が20万円であれば、最低でも120万円の生活防衛費が必要です。
これに加えて、仕入れ資金や運転資金としてさらに50万円程度を確保できれば、合計170万円の準備ができたときが起業の適切なタイミングといえるでしょう。
資金計画をしっかり立て、必要な資金が十分に確保できた段階で起業することで、せどりビジネスの成功率を大幅に高めることができます。
キャッシュフローを理解していない
せどりで起業して失敗する人の特徴の一つは、キャッシュフローを理解していないことです。
初心者の方は商品が売れたらすぐにお金が入ると思いがちですが、実際には売上金が手元に入るまで数週間から数ヶ月程度かかります。
せどりを行ううえでは仕入れ費用が先に必要になるため、売上金が回収できる前に資金が足りなくなったり、売掛金の回収が遅れて支払いが滞り経営が行き詰まったりといったことになる可能性もあります。
そのため、事前に費用と売上のお金の流れを予測したうえで、余裕をもった活動を行なっていくことが大切です。
一つの仕入れ先・販売チャネルに頼っている
せどりで起業(独立)して失敗する人の特徴は一つの仕入れ先・販売チャネルに頼っていることです。
万が一仕入れ先の店舗やECモールで仕入れができなくなった時に一つしか仕入れ先がなければ、その後仕入れを行うことができません。
仕入れできなくなると、せどり自体が継続できないことは明白でしょう。
また、販売チャネルに関しても同様で、一つの販売チャネルに頼っているとその販売先が使えなくなった場合に、在庫だけを抱えてしまうことになります。
そのため、仕入れ先や販売チャネルは普段から複数利用して、リスクを分散させておくことがおすすめです。
あわせて読みたい↓
『せどりのおすすめ仕入れ先ランキング45選!儲かる商品ジャンルや仕入れのコツも解説』
売れる商品の特徴を言語化できておらず再現性がない
せどりで起業(独立)して失敗する人の特徴は売れる商品の特徴を言語化できておらず、再現性がないことです。
売れた理由や商品の共通点を理解していないと、次にどの商品を仕入れるべきか判断できず、在庫が売れ残るリスクが高まります。
売れる商品の特徴を言語化するためには、過去の販売データやライバルセラーが販売している商品などを分析することが重要です。
売れる商品の特徴を言語化して再現性を持たせられれば、起業しても比較的安定して事業を続けていくことができるでしょう。
あわせて読みたい↓
『せどりで売れる商品ジャンル10選!高く売れるか見極めるコツや売る際の注意点を解説』
固定費を上げ過ぎてしまう
せどりで起業(独立)して失敗する人の特徴は固定費を上げすぎてしまうことです。
せどりで起業した際についつい上げてしまう固定費には以下のようなものがあります。
- 倉庫や事務所として使用する部屋の家賃
- 外注化などの人件費
- ツールなどの経費
赤字になる理由の多くは、固定費の上げ過ぎです。
そこまで物量がないのに外注を頼んだり、使いこなせないのに複数のツールを有料で使用するとせどりで起業をしても失敗することになるでしょう。
便利なものでも無駄なく取り入れることで失敗を防ぐことができます。
目標達成のために必要な行動量をやり切れていない
せどりで起業(独立)して失敗する人の特徴は目標達成のために必要な行動量をやり切れていないことです。
せどりで起業するメリットは自分の時間を自由に使えることですが、その反面誰にも作業についてうるさく言われることがありません。
そのため、目標達成に対して必要な行動量がまったくやり切れておらず、結果的に失敗する人は多いです。
ただし、自分に厳しくすることは非常に難しいことではあるため、プロのせどらーのコンサルを受けてみたり、他のせどらーと交流できるコミュニティに入ってみたりなどして、「自分がサボらない環境」を積極的に作っていくことが大切です。
実際にせどりで起業(独立)した方々の事例

ここからは、実際にせどりで起業(独立)した方々の事例を紹介します。
- 電脳アパレルせどりで独立して月利100万円を達成した人の事例
- 電脳アパレルせどりで起業(独立)して月利451万円を達成した人の事例
一つずつみていきましょう。
電脳アパレルせどりで独立して月利100万円を達成した人の事例
最初に紹介するのは、電脳アパレルせどりで独立し月利100万円を達成した方の事例です。
この方は副業として中古の家具や家電のせどりを行っていましたが、作業量が多く負担が大きかったようです。
そこでプロのせどらーのコンサルを受けたことで、電脳アパレルせどりに移行されたそう。
これにより作業効率が大幅に改善したことで、専業として独立することができたそうです。
独立後は月利100万円を達成されて現在も活躍されています。
電脳アパレルせどりで起業(独立)して月利451万円を達成した人の事例
次に紹介するのが、電脳アパレルせどりで起業し月利451万円を達成した事例です。
この方は当初、古着転売を始めたものの1年間成果が出ずに悩んでいました。
そこで、X(旧Twitter)でせどりのコンサルタントをしている方を見つけ、ダイレクトメッセージを送り、コンサルを依頼されたそう。
そしてコンサルを受けた結果、3か月で月利20万円を達成されました。
その後も順調に売り上げを上げていき、最終的には451万円の月利を達成することができたようです。
月利451万円を達成する頃には物販を組織化し、人を雇うまでになりました。
せどり起業(独立)に関してよくある質問

せどり起業(独立)に関してよくある質問を解説します。
- 主婦でもせどりで起業できますか?
- アパレルせどりで独立はできますか?
一つずつみていきましょう。
主婦でもせどりで起業できますか?
結論、主婦でもせどりで起業(独立)はできます。
せどりは家事や育児の合間に自宅でできるため、主婦の方でも取り組みやすいでしょう。
スキマ時間を使ってコツコツとせどりに取り組めば、主婦の方でもせどりで起業は可能です。
アパレル・ブランド品せどりで独立はできますか?
結論、アパレルせどりで起業(独立)はできます。
アパレル・ブランド品は単価が比較的高い傾向にあるため、利益も出しやすいジャンルです。
また、電脳仕入れに向いているジャンルでもあるため、仕入れコストを抑えることもできます。
実際にアパレル・ブランド品せどりで起業(独立)されている方は多いため、ぜひチャレンジしてみてください。
せどり起業(独立) まとめ
本記事では、せどりで起業(独立)はできるのかを調査していきました。
せどりで継続して稼ぐことや、専業としてせどらー1本で生活していくことは決してかんたんなことではないでしょう。
相談できる先輩や講師がいると、行き詰まりを感じたりした時に相談に乗ってもらえるため、起業(独立)する場合はコンサルを受けたり、コミュニティに入ったりすることをおすすめします。
ぜひ今回紹介した内容を参考に、せどりでの起業(独立)にチャレンジしてみてください。
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